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Posted by 滋賀咲くブログ at

2009年02月13日

「武富士バンブーが廃部」の巻

不況の波はスポーツ界にも無縁じゃない。

本日、V・プレミアリーグの「武富士バンブー」の廃部が発表された。

<武富士>女子バレー部の活動終了へ「業界の環境厳しく」と
(毎日新聞)


消費者金融大手の武富士(本社・東京)は13日、バレーボール・プレミアリーグ女子に所属する同社バレー部「武富士バンブー」の活動を、5月の黒鷲旗全日本選抜大会を最後に終了すると発表した。同社広報部は「消費者金融業界を取り巻く環境が過去に例を見ないほど厳しくなっているため」としている。

 武富士は同日、2648億円の赤字となる今年度の決算見通しを発表。上限金利の引き下げなどを盛り込んだ改正貸金業法が来年施行されるため、消費者金融業界では、利息制限法の上限金利を超えた「過払い利息」の返還のために引当金を積み増しており、大幅な赤字となった。

 武富士の女子バレー部は今季、プレミア10チーム中8位。01年に休部したイトーヨーカドー女子バレー部の全選手とスタッフを引き継ぐ形で創部。01~02年シーズンにVリーグ(現プレミアリーグ)で準優勝した。選手16人とスタッフ9人の今後について、広報部は「チームごとの移籍も含め、受け入れに興味を持ってくれる企業と交渉したい」としている。



記事中にもある様に、「武富士」は廃部になった「イトーヨーカドー」をチーム毎引き継いだチームだ。
「イトーヨーカドー」と言えば、かつて益子直美さんや斎藤真由美さんといった選手が所属し、日本リーグでも一時期強豪チームだった。ダイエーとの試合は「スーパー戦争」などと言われたものだ。
「青白赤」のイトーヨーカドーカラーのユニフォームに身を包んだ斎藤選手の躍動感あふれるスパイクが懐かしく思い出される。

イトーヨーカドーの救世主になった武富士だが、日立が廃部になった時にも引受先として名乗りを上げたということだが、その当時は「消費者金融業」という業種が嫌われ実現しなかったと言われている。
だから日立より後に廃部になったイトーヨーカドーの引受け手になったのはちょっとびっくりだった。
あれから8年、アルタモノワ(エステス)が在籍していた時には、Vリーグで準優勝するなど華々しい成績をおさめた時もあったが、現在は2年連続して低迷中。今行われているV・プレミアリーグでは、7勝10敗の8位だ。(10チーム中)
来年からV・プレミアリーグ女子も男子と同じく8チーム制に移行する為、今のままではかなり厳しいポジションだ。
仮にチームの引受け手が現れたとして、従来通りの取扱いならユニチカを引き継いだ東レの様に、来年もV・プレミアリーグで戦うことができる。さしたる注目を浴びなくなった国内リーグだが、やはり上位リーグと下位リーグじゃ雲泥の差だ。いい成績を残せば「ホワイトナイト」が現れるかも!今は自らの価値を高める為にも残り9試合全力で戦うしかない!   


Posted by 白うさぎ at 23:23Comments(0)バレーボール

2008年08月14日

ポーランドにフルセット勝ち!!

とにかく負けなくてよかった…TV観戦ホンマ疲れたわ~kao01
何でこんな深夜iconN08に試合してるんだ?選手の皆さんホントお疲れ様~icon10

しかしポーランドとはいつもギリギリの戦いを強いられる。
攻撃はいたってシンプルだが高さとパワーがツボにはまるとなかなか手強い。
2セット連取した時にはこのままいくかと思われたが、そうはならず最終セットまでもつれてしまった。

決めて欲しい選手(栗原、高橋選手)がなかなか決まらないとホント苦しい。

しかし地元滋賀の東レ所属の木村選手。大車輪の活躍だね。
最後のポイントもブロックをかわして見事なストレート打ちを決めた。



野球も始まったが黒星スタートface07
まあ予選は予選、次勝てばいいからね。こんな時こそ柳本監督の座右の銘「人生負け勝ち」をかみ締めて欲しい。

思考回路が働かないので、もう寝ますいびき  


Posted by 白うさぎ at 02:50Comments(2)バレーボール

2008年08月10日

う~ん惜しかった…

いよいよ北京オリンピックが開幕した。

女子柔道の「YAWARAちゃん」谷亮子選手は惜しくも準決勝で敗退、3位決定戦を一本勝ちして銅メダル。
正直ジャッジには納得しかねる部分もあるが、「柔道」ではなく「JUDO」に負けた感じ。
しかし今回の選考には批判も多い中、5大会連続で出場し、金2、銀2、銅1という成績には惜しみない拍手を贈りたいと思う。

さて深夜のゲームとなった女子バレーである。
緒戦の相手はオールドファンには懐かしい朗平監督率いるアメリカ。

第1セット途中から見たが、アメリカのセンター攻撃がなかなか止められず、日本の攻撃はブロックに阻まれる苦しい展開で落とす。
第2セットはミスでリズムに乗れないアメリカにつけこみ、攻撃がかみ合った日本が取った。
いいリズムで来ていたので「これはいくかな?」と期待も持てたのだが、第3、4セット途中リードしながらも逆転負け…kao03最後は立て続けにブロックに止められ万事休す…最後は自力の差か…。
20点以降も競った展開で、ミスも少なかっただけに残念だった。
滋賀県に本拠を置く東レアローズの荒木、木村両選手も頑張った。特にイタリアのプロバレーボール加入が決まっている荒木選手は大活躍だった。同期の大山加奈選手に遅れをとったが、最近の日本にはないパワーあふれるセンタープレーヤーとして貫禄が出てきた。

今日の敗戦はとても残念だったが、日本の実力を持ってすれば予選リーグ突破は確実!次頑張ろう!!
それと今大会のユニフォームは昔ながらの赤白が基調でなかなかイイ!

「メダルへ、険しい道のり=日本、米国に力負け-女子バレー」(時事通信社)  


Posted by 白うさぎ at 01:21Comments(0)バレーボール

2008年06月07日

16年ぶり五輪出場!!

現在行われているバレーボールの北京五輪最終予選兼アジア予選において、全日本男子が堂々と出場権を獲得した。

昨日行われたオーストラリア戦、サーブでガンガン攻め続け、ブロックでし止めるというまさにディフェンスの勝利で3-0の完勝で五輪出場へ王手をかけた全日本男子であったが、本日は粘るアルゼンチンをフルセットで振り切り見事出場権を獲得した。

「日本男子、16年ぶり五輪 アルゼンチンを破る」(スポーツナビ)

バレーボールの北京五輪男子世界最終予選兼アジア予選は7日、東京体育館で行われ、約1万人の観客が見守る中、アルゼンチンに3-2で勝った日本が通算成績を5勝1敗とし、8日の最終日を残してアジア勢の1位が確定、1992年バルセロナ五輪以来4大会、16年ぶりの五輪出場を決めた。
 北京五輪団体球技で日本男子は野球、サッカーに続く出場となり、女子はソフトボール、ホッケー、サッカー、バレーボールが出場権を得た。
 この予選で全体の1位になるか、それ以外のアジアの1位になれば五輪出場が決まる。日本は初戦で元世界王者のイタリアに競り負けるスタートだったが、立ち直って白星を重ねた。
 日本男子バレーは優勝した1972年ミュンヘン五輪まで3大会連続でメダルを獲得した。その後は成績が下降し、6位だった92年バルセロナ五輪以降、96年アトランタ、2000年シドニー、04年アテネと3大会続けて五輪出場を逃していた。

[ 共同通信社 2008年6月7日 21:22 ]



「お見事!おめでとう!!」
と言う前に、以前のブログ「失望と憂鬱の全日本メンバー発表!」での
「男子には全く期待していませんからっ!!」については、素直に陳謝しておきたい。
ごめんなさいm(__)m
改めて、バルセロナ大会以来の16年ぶりの出場を決めた全日本男子チームには「おめでとう!」と言いたい。


しかし、初戦のイタリア戦で第4セット。7点差のマッチポイントを握った後の大逆転負けを見た日にゃあ、ホンマいつもの繰り返しかと思ったね。
相変わらず一番大事な場面で決めきれない山本頼みのトスワークの宇佐美に、気弱そうな表情を浮かべる石島。ベンチワークも後手後手のパニック采配じゃ、W杯の二の舞かと思ったが…。

その後のアジア4連戦。徐々に調子を上げて行きオーストラリア戦はまさに集大成のような試合運びだった。
これまで日本の試合の特徴といえば、とにかく「サーブで攻めろ」といい続けながらも、とにかくミスが多く、中途半端なサーブを入れては切り返されというのが多かったが、オーストラリア戦は本当の意味で「攻めるサーブ」を貫けた事と強く打つ時とリズムを切らさず「入れてけサーブ」を打つ時のメリハリがついていたのは大きい変化だった様に思う。
絶対ミスをしたらいけない場面(相手のメンバーチェンジやタイムアウト、サーブミスの後など)ではあえてサーブを入れに行ってミスらず、リズムを崩さないのも大事だが、それがしっかりできていたのはすごい進歩だと思う。

また後半セッターを宇佐美に代えて朝長を起用したのが大きかったのではないか。
宇佐美は、せっかく持ち味である高速トスがありながら、肝心なトスワークは山本・越川にトスを集めすぎる傾向がある為、最後の場面ではブロックが絞り込まれてつかまるという試合を今まで何試合も見せつけられた。
朝長はよく言えばオーソドックス、悪く言えば単調なのかもしれないが、センターをうまく使いながらトスを散らしていた。相手のリードブロックが2枚か1枚半かでは全然違うし、上背で劣る日本がポイントを積み重ねていく為には大事な事だと思う。

後半出ずっぱりだった荻野さんは最後は顔を歪めて足を引きずっていた様だが、チームをしっかり締める事ができていた。白うさぎの一学年上で、学生時代はよく試合を見に行ったが、本当にお疲れ様でした。今後は五輪で万全の体調で望めるよう回復に努めていただきたいと思う。

現役時代から「まじめ」「愚直」の代表選手のような植田監督だったが、五輪出場で監督としてのキャリアに少しでも上積みができただろう。「ハッキリ言いますが、メダル狙います」の宣言も飛び出したが、実際かなり厳しい道である。しかし今大会の粘って逆転してセットを奪ったイタリア戦の前半や、オーストラリア戦のような戦い方ができれば少なくともファンを失望させる様な試合はしないだろう。

  


Posted by 白うさぎ at 23:07Comments(6)バレーボール

2008年05月31日

「白い妖精」が引退!

TVでもおなじみの「かおる姫」こと菅山かおる選手が
現役引退を発表した。



「菅山かおる選手勇退のお知らせ」(JTマーヴェラスHPより)


「「かおる姫」が引退 JTも退社へ 女子バレー」(iza!)

 バレーボール・Vプレミアリーグ女子のJTは30日、全日本でも活躍した菅山かおる(29)が31日付で退部、同社も退社すると発表した。

 菅山本人から「自分の新しい可能性を探してみたいので、現役を引退したい」との申し出があったという。

 菅山は宮城県出身。古川商高(現・古川学園高)から1997年に小田急入り。99年にJTへ移籍し、主にリベロを務めた。2005年に全日本に選出され、アタッカーとしても活躍。同年と翌年のワールドグランプリ、06年世界選手権などに出場した。ルックスの良さもあって「かおる姫」の愛称で人気を博した。



この選手を初めてナマで見たのは2002年の第5回V1リーグ(現:チャレンジリーグ)
しかし、元々は菅山選手目当てで行ったのではないよ。

当時の女子バレーボールは、シドニーオリンピックの出場はかなわず、世界選手権でも史上最低の成績と、人気も実力も低迷していた。
白うさぎもJVAの強化方針や監督や選手の起用等に不満があって、一時期バレーボールから離れていたのだ。
しかしある日目にした新聞記事で、廃部になった日立でも活躍し、元全日本選手でもあった江藤直美さん(日立→東洋紡→JT:2007年引退)を取り上げた記事があって、彼女がひたむきに頑張っている姿に感動したもんで、残り少ない現役最後の姿を目に焼き付けようと見に出かけたのだった。(考えてみれば、その後5年も現役生活を続けたのに失礼な話だ…しかし、女子バレー選手が36歳まで現役を続けること自体昔じゃ考えられない事だから、Vリーグ通算ブロック決定本数753本で歴代1位の記録保持者である彼女に拍手、拍手iconN32

当時のJTは成績低迷でVリーグから降格していたのだが、現在も全日本で活躍する竹下選手などを補強し昇格を目指していた。
そのチームで菅山選手は169㎝の小柄な体格ながらウイングスパイカーのポジションで活躍し、レセプションの要でもあった。

当時からコアなバレーボールファンの間では、そのルックスも相まって彼女の人気は高かった。
その当時にファンの間で呼ばれていたのが表題にある

「白い妖精」

だった。


東北美人特有の透き通る様な白い肌が、何とも印象深い選手だった。
チーム事情からリベロとしてプレーしていた時期もあったが、この選手は「守って、打って」光る選手だと思う。
その菅山選手が光り輝いたのは相次ぐウイングスパイカーの故障で出番がまわって来た2005年のワールドグランプリ。
普通「かわいい」「美しい」選手は、男性が見る場合と女性が見る場合とでは違ってくるように思うのだが、この選手は性別関係なく文句なしに「美しい」と呼ばれる選手だった。これは本人がそういう事を殆ど気にしなかったという点も大きいのかもしれない。

当時阪神(現オリックス)の濱中選手との「交際報道」なんてのもあったが、現在の女子バレー人気を支えた功労者の一人だ。

気になるのは「今後の針路」
移籍が活発に行われていない女子バレー界にあって、最近前所属チームを「引退」(「勇退」と発表される)した選手が、別のチームで「現役復帰」する機会が増えている。
女子選手のプレー年数が延びたのはとても喜ばしいことなのだが、スムーズに「現役復帰」ができず、ブランクで思う様にプレーできない事があったり、「移籍」のワリをくって若手が伸び悩んだりというケースがまま見られるのが非常に残念だ。実際のところ移籍のルールをもっと緩和して、「引退」なのか「移籍」なのかはっきりさせて欲しいよ!

菅山選手、お疲れ様でした。

もし現役復帰するならもう一度アタッカーをやって欲しい、そんな気がする。  


Posted by 白うさぎ at 12:00Comments(0)バレーボール