2007年07月20日
今日は監査でした…
介護業界大手のコ○スンが介護事業からの撤退を余儀なくされたのは記憶に新しいところ。
介護報酬の不正請求や事業所指定時の虚偽申請などをした挙句、自治体の立入調査を目前にして、事業の廃止届けを提出するという裏ワザを用いて事業の取消のがれをするという行為が、世論と厚生労働省の逆鱗に触れたという訳。
しかしこれによって思わぬ余波も!
と、言うのは、これと同時に広域で事業を展開する事業所には県から監査が入ることになったからだ。
当社も県内に7ヶ所の事業所を持っており、その監査の対象となってしまった!!要は、広域で事業を展開するメリットを生かして(?)、そこにいなければならない人が、二つの事業所を掛け持ちしたり、名義貸しなどしていないかなどをこってりと調べるという訳だ。(実際にコ○スンはそのようなことをヤッテいた!)
当社も正直に事業を運営しているものの、とんだとばっちりである。一生懸命やっていても書類の不備の一つや二つは絶対あるものである。逆に完璧にそろってる方が、「ホンマかな…?」と思ってしまう。勿論きちんとしているところが大半だが、介護業界は基本的に無駄なスタッフは抱え込めないし、一人で何役もこなすのが通例であるから、ヒューマンエラーというものは絶対起こるからだ。(社会保険庁のような「反合理化闘争」なんて許される職場ではない!)
結局本日は一日色々な書類を調べられ、県の職員さんは帰られた。結果は又後日とのこと。
白うさぎもこの業界での経験が長いし、これまで何度も監査に立ち会ってきたが、今日ほど緊張した日はなかった。別に悪いことをやっている訳でも不正請求をしているのをごまかしている訳でもない。しかしたった一つの書類の不備で、最悪事業取消ということになりかねないと考えるだけでぞっとする。今日ほど文書記録の類の重要性を思い知らされた日はなかった。新しい施設のオープンを前にいい教訓になった。