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2008年10月29日

「XaviXほっとプラス」体験会

普段機能訓練のプログラムを行っているホールが事情で使えない為、当施設で導入を検討している「XaviXほっとプラス」の利用者体験会を実施する事にした。

詳しくは下記のリンクからそれぞれのHPへジャンプしていただければ理解していただけると思うが、要は任天堂の「Wii」の様な体感型ゲーム機の高齢者版である。
「XaviX」については一時期ジャッキー・チェンがコマーシャルに出てたのでご存知な方もいるだろう。

白うさぎのデイサービスは近隣の他施設に比べるといくつかの相違点がある。

①男性の比率が高い。
通常のデイサービスだと男女比は1:9~2:8くらいになるが、『おたっしゃ倶楽部』は登録者に占める男女比は5:5くらいで、曜日によっては3/4を男性が占める曜日もある。

②年齢が若い。
若いといっても平均年齢にすると77~78歳くらいだが他施設は80歳を超えていると思う。

③介護度の軽い利用者が多い。

男女比の問題では、元々女性の方が長生きするのに加えて、この年代は大東亜戦争へ出征して戦病死された方も多いので必然的に女性のほうが多くなるのは仕方がないことがあげられる。また同じ高齢者でも若い年代になると、世間体などを気にして「閉じこもり」がちになる傾向が高い。
加えてプログラムの内容でいったら女性はおしゃべりや手芸などを好む傾向があるが、「少数派」になってしまった男性は、話し相手もおらず、手作業も嫌いという方が少なくなく、結果孤立してしまいがちになるが、体を動かすプログラムには興味を示す傾向がある。

これらから運動プログラムを主体とした『おたっしゃ倶楽部』へは、女性よりも男性利用者、後期高齢者(75歳以上)よりも前期高齢者(65歳以上)を引き付ける要素が強いということが言える。『おたっしゃ倶楽部』は後発でもあり、従来のサービスで対応しきれなかった層をターゲットにしたデイサービスなのだ。


さて、その男性陣。
「ほっとプラス」を実際に体験してもらうと、すこぶる反応がいい。
上手くできた人、難しかった人等様々だが、「次は失敗せん!」と闘志を燃やす人あり、スタッフも顔負けの反応で問題をクリアする人ありで大いに盛り上がった。

TV画面を「集中」して見つめ、出てきた画面を「認知」⇒「判断」⇒「実行」と頭も体も活性化するプログラムなのだ。
これをただの「お遊び」としてやるのではなく、職員が効果をきちんと説明し、理解してもらった上で参加しえもらうという事を意図的に行う事が、「介護予防」につながるし、利用者のモチベーションも上がる。
何よりもデイサービスでのプログラムをいかに実際の生活とリンクさせるかが重要なのである。

「XaviXほっとプラス」体験会
体験会の様子

「XaviXほっとプラス」体験会
ボーリングをしているところ。センサーのついたボールを持ち、腕を振る動作を行うと、画面上のボールが転がりピンを倒すというもの。

「XaviX(ザビックス)」HP

「XaviXほっとプラス」HP



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