男女ともに玉砕!

白うさぎ

2008年01月31日 08:04

「ハンドボール:日本男子、韓国に惜敗…五輪切符は先送り」(毎日新聞)

 日本、韓国のみの参加で再開催となったハンドボールの北京五輪アジア予選最終日は30日、東京・国立代々木競技場で男子の試合を行い、日本は韓国に25-28で敗れた。韓国は3大会連続の五輪出場を決めた。日本は5月末からの世界最終予選(開催地未定)で、88年ソウル五輪以来20年ぶり6回目の五輪出場権獲得(不参加の80年モスクワ五輪を含む)に再挑戦する。日本は女子も29日の韓国戦で敗れ、3月の世界最終予選に回ることが決まっている。

 中東勢寄りの偏った判定の問題から無効となった昨年9月の当初予選(愛知県豊田市)では、日本男子は3位にとどまり、一度は五輪出場を逃していた。 

 女子を含めて当初の予選を主管したアジア・ハンドボール連盟(AHF)は、国際ハンドボール連盟(IHF)からの再開催の指示を拒否。今回の予選はIHF管理下で行った。今大会には当初の男子予選で五輪出場権を獲得したクウェートなど中東諸国が不参加。AHFは今大会に参加した日本、韓国を処分する方針を固めている。【堤浩一郎】

 ○韓国28-25日本●(前半14-11、後半14-14)

 序盤は互いに緩急をつけた攻撃と厳しい守りを見せ、ともにGKも好セーブを連発する互角の展開。しかし、日本は同点の中盤、反則退場で1人少ない2分の間に、韓国に2点リードを許し、その後も動きがやや鈍って前半は3点差。後半も韓国にゴール正面からシュートを許す場面が増え、15分過ぎには6点差に広げられた。そこから宮崎(大崎電気)、古家(湧永製薬)、門山(トヨタ車体)らのシュートで一時は2点差まで詰めたが、終盤は韓国も時間をかけて確実にシュートを決め、3点差で屈した。

 ▽日本・酒巻清治監督 力及ばず、非常に残念。選手たちは素晴らしいファイトをした。守備でのシステムの変えどころが、2手ほど遅れた。私のミスだった。

 ▽韓国・金泰勲(キム・テフン)監督 後悔のない試合ができた。本音ではクウェートも参加してほしかった。北京でもメダルを狙いにいく。

 ▽日本・宮崎 最後。流れが来たときの(シュートの)成功率が悪かった。まだ、これからもチャンスがある。もう一度(世界最終予選が)あるので、頑張ろうと思う。

 ▽日本・中川主将 今回は力と力でやって負けた。前回の豊田での予選は涙が出なかったが、今回は本当に負けたということで、本当にすごい悔しい。

 ▽日本・宮崎 途中で流れが来た時に、しっかりゴールできなかった。応援の人がたくさん来てくれて、あのコートに立てたことは幸せだった。

 ▽日本・坪根 (GKで攻守を連発)みんなが前で必死に守ってくれた分、特に前半は限定されたコースに動くだけで良かった。自分が止めないわけにはいかないと思った。

 ▽日本・山口修 正々堂々と戦えたことが、うれしい。次につながる戦いはできた。尹(京信)は抑えられたが、勝負どころで、白元チョル(ペク・ウォンチョル)にやられたのが痛かった。

 ○…負傷した右ひざを手術して昨年9月の試合は欠場していた富田(大同特殊鋼)が復帰した。前半4分過ぎに日本の1点目をマークした攻めだけでなく、目を引いたのは190センチの長身を生かした守り。203センチの韓国のエース尹京信(ユン・ギョンシン)にも果敢に体を張った。「五輪に行って歴史を変えたい」と意気込んでいた24歳。後半にもゴール正面から倒れこみながらのシュートも決めるなど奮闘した。

 ★ハンドボール男子の世界最終予選 12チームが参加して3組に分かれて5月30日~6月1日にリーグ戦を行い、各組上位2チームが北京五輪出場権を獲得する。アジア予選2位の日本は、クロアチア(世界選手権5位)、ロシア(同6位)、アルジェリア(アフリカ3位)と同じ組に入る。開催地はクロアチアが有力視されている。

毎日新聞 2008年1月30日 20時48分 (最終更新時間 1月30日 22時39分)






残念だったね…

残業してたので、深夜のスポーツニュースで結果を知ったのだが、前半の3点差が最後まで跳ね返せなかった。
「惜敗」という結果だが、点差以上の実力の差があるのも事実だろう。今回は「地の利」を得て、直前の過熱気味の報道も相まって日本には追い風も吹いていたが、精一杯やってのこの結果を厳粛に受け止めるべきであろう。

幸いバレーボールやサッカーのワールドカップの時のようなマスコミによる「煽り」は少なかったのも良かったか。
今後もマスコミには冷静な報道を心掛けてもらいたい!特に「芸NO人」による「特別応援団長?」は全く不要である。

しかし今回の一件で、改めてハンドボールの魅力を日本国民みんなが知ることができたのは良かったのではないか?

ゴール前の激しい攻防、息をのむスカイプレー、ゴールキーパーの文字通り体を張ったファインセーブは本当に素晴らしかった。むしろ強豪チームである韓国との対戦、不可解な判定からのやり直し試合という異様なシチュエーションが日本チームの力を引き出してくれたとも言えるのではないか?負けはしたがいい試合だったのではないかと思う。

全く、リアルタイムで見れなかったのは返すがえすも残念だ。NHKも受診料を払っているんだから、通常の番組を変更してでも放送してくれてもいいのに。

「受診料払わんゾ!」

しかし勝負の世界は厳しいかな「勝ってナンボ」の世界だ。この機をとらえて日本ハンドボール協会も、もっと国民へアピールしていかないと、「熱しやすく冷めやすい国民性」のこと、直ぐに忘れ去られてしまうだろう。


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