白うさぎは常々「ウチはキリスト教じゃないから、クリスマスはないぞ」と言っているが、ママうさぎをはじめ、チビうさ達もこの時期になると「クリスマス」の大合唱だ。押され気味の白うさぎ、親父の威厳はどうなる
チビうさ達など、通っている保育園が浄土真宗大谷派の寺院が経営する為、園ではクリスマス行事が催されない。
にもかかわらず、どこから覚えてきたのかクリスマスは「ケーキを食べて、プレゼントがもらえる日」だと思っている。
別に日本人が「クリスマス」のお祝いをするのには何にも抵抗がないのだが、ただ大多数が仏教徒であって、その割りに「無神論者」も多い日本人をみるにつけ、白うさぎは「なんだかなあ」と思わざるを得ないのだ。
ひねくれものの白うさぎは世間の風潮に抗いたい気持ちが強いのだ。
しかし子供達の夢を壊したくないし、まぁプレゼントを渡すのにはいい口実にはなるか…と自分に言い聞かせる白うさぎであった。
民主党政権に代わっても抜けだせない不況下にあってボーナスが頂けるのは本当に幸せな事だ。
この貴重なボーナスから1万円を原資に「クリスマスプレゼント予算」を組んで親子4人(チビうさ3号は幼少につきプレゼントはなし)で使う事にした。
鉄っちゃんのチビうさ1号にはプラレール「50周年記念 151系特急電車こだま号」
「50周年記念 151系特急電車こだま号」
ヒーロー好きのチビうさ2号には「レジェンドライダーシリーズ」から「仮面ライダー 新1号」「仮面ライダーX」「仮面ライダーキバ」の3体
レジェンドライダーシリーズ01 仮面ライダー新1号
レジェンドライダーシリーズ11 仮面ライダーX
レジェンドライダーシリーズ25 仮面ライダーキバ(キバフォーム)
以上の品をジャスコとジョーシンで買い求め、ラッピングしたのだった。
さて、クリスマスプレゼントに何を買ってあげるのかを決めるのには、けっこう悩んだのだ。
と、いうのもおじいちゃんとおばあちゃん(義父母)が孫にクリスマスプレゼントを買いに連れて行ってくれる、というのでその時にチビうさ達がねだるものとブッキングしてはいけないからだ。
それとなく「じいちゃん、ばあちゃんに何を買ってもらうん?」と聞くと、チビうさ1号は「プラレールかトミカ」、チビうさ2号は「ウルトラマン」と言う。
「それでサンタさんには何を頼むん?」
チビうさ1号が、擦り切れるほど繰り返し繰り返し眺めているプラレールのカタログを持ってきて、「これ」というので見ると、「うへぇ~」と心で叫びたくなる様な値段の物を指差す。
「サンタさんには高い物を頼むの。」と言う。
しっかりしてるわ~。
「じいちゃん、ばあちゃんに頼む物もあんまり高いものは無理だよ。」と言っておいたからそれじゃあと思ったのだろう。
しかしサンタ(実は白うさぎ)も懐事情があるから、
「サンタさんも、あんまり高い物はくれないと思うで~。」と言ったら
「じゃあ、どの位ならいいん?」
「ん~、2,000円くらいかなぁ~。」
それでパラパラとカタログをめくるチビうさ1号。色々迷っている。
白うさぎの心の声~(「困ったな…プラレールもお義父さん達が買うのとダブるとマズい…」
「多分なぁ~サンタさん、“こだま”をくれると思うで~。」
「本当!?」
「だって、値段も2,000円くらいやろ。」
「そやなぁ~。」(半信半疑なチビうさ1号)
「じゃあ~2号ちゃんには何くれるん?」
今度はチビうさ2号が聞いてきた。
「多分、仮面ライダーXと仮面ライダーカブトやと思うで…。」
「仮面ライダーカブトはいらん。キバがいい。」
「じゃあ、仮面ライダーXとキバと新1号やな。」
仮面ライダーの絵本を引っ張り出してきて目を輝かせながらライダーの確認をするチビうさ2号。
二人とも、とてもうれしそうだ。二人を見て微笑む白うさぎ夫妻
翌日「お父さん、サンタさんに電話しといたからな。」と言って、プレゼントが確定した事を伝えた。
その後、「お父さんはど~やってサンタさんに電話しはったんやろう?」
チビうさ1号は不思議そうだった。
白うさぎの携帯電話は、普段は「オニさん」もしくは「ガルバーさん」に電話するのに使われる。
チビうさ達が悪さをすると、「オニさんに電話して連れて行ってもらうよ!」と叱ると、二人とも必死に「オニさんに電話せんといてっ!」と泣き出していい子になる。「ガルバーさん」は「超神ビビューン」の悪役で妖怪達を束ねるボス「大魔王・ガルバー」の事である。
早くも25日の朝が待ち遠しいチビうさ兄弟である
えっ!?
白うさぎは自分に何を贈ったのかって?
白うさぎのはこれ
MG 1/100 アッガイ(スペシャルクリア外装付)
前から欲しかったんだョな~