「敬老の日」の巻

白うさぎ

2009年09月27日 17:24

今年の敬老の日は9月21日だった。
ハッピーマンデーの影響で9月の第3週になってしまったが、9月15日の方がなじみがあったからなんとなく変な感じだ。

祝日も「おたっしゃ倶楽部」は関係なく営業だ。
先週の金曜日、利用者さんの奥さんが白うさぎ宛てに手紙を届けてくれた。
この方は江州音頭や浪曲やカラオケを教えたりしていた方で、日頃の感謝の印に時間をもらって披露したい、という事が書かれていた。

快諾させていただいたのは言うまでもないが、その気持ちがとてもうれしかった。
なかなかこういう申し出をして下さる方はいないが、常々こういう機会がもっと増えれば…と思っていた。

というのは以前勤務していた施設でこんな事があったからだ。

年末も押し迫り、ある利用者さんが白うさぎの所へやって来てこう言った。
「所長さん、実は日頃職員さんたちに世話になってばっかりで、何か恩返しがしたいんやが、ちょうど年末の我々の最後の利用日に、午後からの時間を私らにもらえんか?○○さんと○○さんはハーモニカ、○○さんは歌、わしは手品をしたいと思う。」との事だった。
「どうぞ、どうぞ」と快諾し、当日皆さん自分達のできる出し物を利用者さんと職員の前で精一杯披露してくれた。
最後にお礼のあいさつを白うさぎがした際、「私も長年この仕事をしていますが、職員さんに恩返しがしたいから、自分達に時間をもらえないか?と利用者さん自身から言われた事は初めてで、それが何よりもうれしかった」という様な事を話した記憶がある。
申し出てきた方もこの挨拶がとても気に入ったのか、いつまでもこの件について話しておられたと思う。


今回9月22日のご自身の利用日に午後からの時間を使い、利用者の皆様方に浪曲を熱演して下さった。
着物に着替えて本格的である。
また懐かしのラジオ番組のものまねと称して「ロート製薬提供の浪曲歌合戦」という芸も披露して下さった。当時の流行歌を浪曲の節で歌うというもの。昔は面白い番組があったんんだな~と感心。

お礼に職員からカードを作成して手渡しさせていただいた。
また機会があれば演じていただきたいと思う。


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