先週の木曜日は、まさかの初雪&積雪だった
長浜駅より伊吹山を望む。
滋賀県下でも積雪量の多い湖北地方では、例年だと11月後半くらいに初雪があって、12月の後半くらいに雪が積もるのだが
、「伊吹山に初冠雪」のニュースの翌日に麓まで降りてくるとは…。
湖北地方の人は、「伊吹山(賤ケ岳や横山岳の場合もあり)に3回雪が降ったら麓まで降りてくるんや」とよく言っているが、まさかまさかの…である。
『おたっしゃ倶楽部』のスタッフで、ある山間地域に在住する子の話によれば、20㎝も積もったそうだ。
『おたっしゃ倶楽部』でも、あわてて送迎車両をいつも世話になっている車屋さん(カープラザ・フジさん)に依頼してスタッドレスタイヤにはき替えさせた次第。
突然の積雪にびっくりしたのか利用のキャンセルも相次いだ。ホント大打撃である。
そう言えば数年前の大雪の時にも、伊吹山に2回積もっただけで麓へ降りてきたっけ。しかも12月の初旬にだ。
今年は大雪になるのだろうか?
スタッフの姐さんの「ゆず占い」によれば、今年は大雪だそうだ。柿も「生り年」だし、嫌な予感がする。
さてさて、そんな日ではあったが白うさぎは
「ケアケア」のコーディネートで大阪は天王寺にある
「だいまつデイサービス」へ視察の為、出張する事になっていた。
ところが…
今回の施設見学のコーディネートをしてくれた「ケアケア」スタッフの
りおさんからもらった旅程表の電車へ乗ろうと河毛駅へ行ったら、電車到着5分前に突然放送が鳴り出し、なんと乗る予定だった「姫路」行き新快速は運休だという。
朝に起こった茨木での人身事故の影響がここまで来てたのである。⇒
「JR京都線・茨木駅で人身事故 朝の通勤ラッシュ直撃」(asahi.com)
直流化したとはいえローカル線には変わりがない北陸本線の悲しさ、次の電車は1時間後…。
駅員さんに時刻表を調べてもらったところ、長浜発の新快速があるというので、たまたま休みで家にいたママうさぎに長浜駅まで送ってもらった。
長浜にたどりついたものの、乗車する列車は「姫路」行きの
新快速のはずが「米原」行きの
普通になっていた
一度ケチがつくとなかなか思うようにいかない。「米原」へ到着してもすぐ連絡する筈の電車がなかなか来ないのだ!
ここはもう背に腹は変えられず、時間をお金で買うことにした。
遅れのない新幹線で「新大阪」へ向かう
結局、予定より半時間程遅れて「新大阪」へ到着した。
「新大阪」の改札口で「ケアケア」のりおさんと幸さんが出迎えに来てくれてホッと一安心。
「ケアケア」の運営会社である
「㈱セネクス」の事務所へ立ち寄り、挨拶もそこそこに済ませて、りおさんの案内で「だいまつデイサービス」さんを目指す。
道中りおさんも学生時代にバスケットボールをしていたと聞いてびっくりやさしい顔して体育会系とは意外だったが、話に花が咲く。
「だいまつデイサービス」さんは大阪は天王寺区にある。
到着するとちょうど午後からの機能訓練が始まったところだというので早速機能訓練室へ。
レディース&シルバーフィットネスも展開しているという機能訓練室では15名ほどの利用者さんがおられ、6名の方がスリングを使用して運動をしていた。
見ていて驚いたのは、利用者さんの体力レベルの高さである。スリングでの運動は、上肢及び下肢の運動に5分ほどの有酸素運動を加えて都合25分程度の運動をしているのだが、とても密度が濃い。
『おたっしゃ倶楽部』でも半時間ほど集団で体操をしているが、利用者さんの体力レベルを考慮して負荷は軽めに設定している。運動といってもメインはストレッチであって、後半に下肢筋力アップの運動をしているのだ。
さすが、機能訓練を目的に利用している人もいるデイサービスだ。運動の指導の方も理学療法士などのリハビリの専門職はいないものの、スポーツトレーナーの勉強をしていた職員があたっている。
スリングを使用しての運動については、『おたっしゃ倶楽部』がオープンする前に研修に行った福井県の
「(有)ほっとリハビリシステムズ」さんでも取り入れていたので、その効果のほどは十分わかっている。『おたっしゃ倶楽部』でも将来的に取り入れたいと思っているのだが、利用者さんが実際にできるかどうかは別の問題だ。
スリングについてはこちらが詳しい⇒
ケアケアやってみ隊“スリングセラピーやってみ隊”
施設内を案内してくれたのは徳丸さん。
とてもエネルギッシュで細やかな気配りの出来る人だ。
お話を伺っていると、なかなか苦労も絶えないそうだ。あれだけ設備も職員も整えていて特色を出しても実際に施設側が思った様な利用者さんばかり来られないとの事。『おたっしゃ倶楽部』が都会にあったら、もっと流行るのに…などと思っていたが、そう甘い世界ではない様だ。
フロアも2Fと3Fに分かれていて、機能訓練も入浴も同時進行、職員、利用者さんの移動や連携などハード面が抱える問題も苦労の一つ。
それでも結局、ハードの足らない分は職員の創意工夫と情熱で乗り切り、地道に自分達の活動を世間へアピールしていくしかないようだ。「手の回らない点も多いんです」と言いながらも、常に前向きな姿勢に感銘を受けた。
「(有)大松 だいまつデイサービスセンター」
「ピックアップ介護施設」~だいまつデイサービスセンター