謎の高額バイト!?

白うさぎ

2008年05月31日 11:07

月末は当月の集計やら実績のチェックやら翌月の準備やらと何かと忙しい。

白うさぎももちろん残業だが、昨日は姐さんとKちゃんにも残業を頼んでフル回転

大忙しの中、休憩timeに姐さんが、看護学生時代に解剖の実習に立ち会った話をした。
ホルマリンの匂いが白衣についてなかなかとれなかったという話だった。

「ホルマリン」と言えば、高額バイトの象徴とも言える「遺体のホルマリン漬けのバイト」の話を思い出した。
びっくりしたのは、医療現場の経験の長い姐さんがこの話を知らなかった事だ。

中学校時代に先生が、授業中に話が脱線して「学生時代にやったバイトの話」をしてくれたのだが、

「ビル清掃」のバイトでは、
「全く、色んなものが落ちてるんだわ~。一万円札が落ちていた事もあったな~。」(そのお金を交番に届けたどうかは不明)
「女の人のパンティーが落ちていた時には、“何でこんな物が落ちてるんだろ~?”と思った。」(そのブツをどうしたか?は不明)
というハナシ。

「ビルの夜警」のバイトでは、
「ビルの隣にな、墓地があったんだわ~。それで懐中電灯片手に廊下を歩いていると、向こう側から真っ赤な火の玉が飛んできて、頭の上を“スーッ”と抜けて行ったんやわ~。」
というハナシ。

様々なバイトをやったが、その中の極め付けの高額バイトが「遺体のホルマリン漬け」のバイトだったという。「一晩で一万円もらえた」そうだ。

ホルマリンのプールに、医学生の解剖実習用の検体が保存されていて、遺体が浮きあがる度に、長い棒でつついて沈めるというもの。ホルマリンへの影響を避けるためか、部屋は暗室で赤いランプだけが灯っているそうだ。「遺体が動き出すような気がして怖かった」そうだが、なぜか一人で受け持つらしい…。

「このバイトをやったら、しばらく味噌汁を食えなかった。」と先生は話していた。

あれから25年以上経ったけど、この話、現在では実在しない「都市伝説」と化している。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』では、以下のような記述がある。

「大学の医学部や歯学部では解剖実習用の遺体をホルマリンのプールにつけている、その遺体を洗ったり、浮いてくると棒で突いて沈めるというようなアルバイトがある」などという噂がある。しかしそのような事実はなく、いわゆる都市伝説の1つである。

実際には、「死体解剖保存法」や「医学及び歯学の教育のための献体に関する法律」などにより、解剖用遺体の取り扱いには厳しい制限が設けられている。また、遺体解剖実習に関して厳密に言うならば、医学部生や歯学部生でも監督無しに取り扱うことは違法であり、有資格者である解剖学の教授など専門知識を有する教員の監督管理の下でのみ許されるのである。

つまり、単なるアルバイトが遺体に触れたり遺体をホルマリンプールにつけたりするなどということは違法であり、施設を含めて厳重に処罰されるので現実にはありえないのである。


「死体洗いのアルバイト」出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

という事は、あの時先生はみんなに「ジョーク」として話したのかな?
それにしては細部まですごくリアルで、実体験が伴っていたように感じたが…。


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