元気があればなんでもできる!
おたっしゃ倶楽部が開所して半年余り、この地域でもめずらしい、運動を主体としたデイサービスであったが、その取り組みが徐々に効果を発揮しだしている。
介護保険のサービスを受けるには、「要介護認定」というものを受けて、「要支援」もしくは「要介護」の区分に認定される必要がある。
要介護状態の区分は、状態の軽い順に、要支援1→要支援2→要介護1→→要介護2→要介護3→要介護4→要介護5となっている。
認定の有効期間は、半年から1年(まれに2年)である。
おたっしゃ倶楽部を利用中に認定の更新を迎えた人は約20名ほどあり、このうち要介護状態が改善した人が10名程。状態がそのまま維持できている方が5名程度あった。
加齢とともに筋力や体力は徐々に低下していくものであるから、状態を維持できている事がまず第一の目標で、あわよくば改善をねらうというのがセオリーだ。それからいくとおたっしゃ倶楽部での取り組みは成功だったといえる。
以前は個別メニューもマット運動をされる方が多かったのだが、最近は平行棒を使って立って運動する方が増えてきた。
安全な立ち上がり・座り方の練習や筋力アップ・バランス訓練なども行っている平行棒は1台しかなく、急遽安い平行棒を楽天市場で購入したくらいだ。
あと他のデイサービスとの違いでいえば、男性の利用者が多いという事だ。男女比はほぼ半々で曜日によっては男性が多い曜日もある。普通のデイサービスでは女性が圧倒的に多く7~9割を占めている事を考えれば、この数字も他よりも突出している。
やはり運動を主体にして他のデイサービスとの差別化を図った結果、普通はデイサービスというものに行きたがらない男性に対して、「そういう内容なら行ってもいいかな」と思っていただけるような状況になっている。
ウチの仕事の醍醐味は、こちらから働きかけた事に対して利用者さんに「変化」が見える事だ。
その「変化」の内容がバラエティーに富んでいればいるほど、こちらの喜びも大きい。
とても「やりがい」を感じるし、このデイサービスを立ち上げて良かったと思う。
元気があればなんでもできる!
1、2、3、ダァー!!
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