たぬきのお金

白うさぎ

2007年08月03日 13:06


体育会というのは独特の雰囲気があるもので…

どうして生まれたのが早いか遅いかでこんなに差が出るの?と思うくらい先輩と後輩の間にあるギャップは大きい。

白うさぎが高校時代もひどかった…3年生は天皇(王様或いは神様)、2年生は人間、1年生は奴隷というくらい差があった。
入学して2年生から「1年生の心得」を指導されノートに書き取った。
「挨拶はデカイ声で、体を90度に曲げて行う」、「1日3回以上“コーヒーいかがですか?”と聞く」、「先輩の前では“足を崩していいぞ”と言われるまでは基本的に正座」、「食事は先輩より早く食べること(ただし、先輩がお代わりする時には、すぐ行くこと)」等などたくさんの項目があって、守らないヤツがいたりすると、1年生は全員呼び出し、電気を暗くした部屋にみんな集められて、正座、黙想の上一時間くらい説教された。
2年になってそれから開放されると思ってたら、「1年生の指導がなってない」とまたもや呼び出され説教…。世の中理不尽なことも数多いが、こういう経験をつんだおかげ(?)で大概のことは我慢できるようになった。

大学時代はこれに比べると平和だった。
後輩に「オイ!お前達は幸せやぞ!N体育大学なんかは、10円持たされて先輩達の弁当買いに行かされるらしいぞ!しかも(足りない分自腹切って)買って帰って来たら、“おつりは!”と言われるらしいで。」と言った。すると一人の後輩が、「先輩、甘い甘い。ウチの高校、葉っぱ持たされて買いに行かされましたよ。」だと。


「はぁ~それ、たぬきのお金やん!!」


上には上があるものである。当事者は大変だったろうが、あの時はつい笑ってしまった。今はこんなことあったら大変だが、みんなこうやって大人になったのだ。



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