NHKもゆるキャラに注目!!

白うさぎ

2008年07月16日 12:00


国谷裕子キャスターが現在社会の様々な事象や問題を紹介するNHKの情報ドキュメンタリー番組『クローズアップ現代』
昨日の特集はズバリ!

『ゆるキャラ』だった。


“ゆるキャラ”が時代を制す

奇妙なキャラクター"ゆるキャラ"が全国を席巻している。自治体を中心に数百種類。彦根市の「ひこにゃん」は観光客誘致の目玉に。平城遷都1300年の「せんとくん」は、"きもかわいい"と賛否激論に。裁判員制度では「サイバンインコ」以外に60以上も登場。話題の秘密は、低予算で作られたつっこみどころ満載の「完成度の低さ」や「独特の毒気」。象徴的なのは「夕張夫妻」。"負債"と"夫妻"をかけた自虐性が賛否を呼ぶ一方、財政破綻した夕張市にとって安上がりなPRの切り札となった。この"ビジネスモデル"に新時代のPRの形を模索する広告会社も参入を始めている。ブームの深層を読み解く。
(NO.2614)

スタジオゲスト : 天野 祐吉さん (コラムニスト)


『クローズアップ現代』の番組HPより

冒頭からひこにゃんの映像が流され、見ていたチビうさ達も声をそろえて「カワイイ~」

番組では「ゆるキャラブーム」隆盛の要因として、多くが公募により素人がデザインしている為、製作費、広告費が安価で済む事や、ネットの普及により口コミで広がる事によって、安価な宣伝費用で高い経済効果が得られる事等を上げていた。
素人が作ったが故に、プロのデザイナーが製作する完璧なキャラクターと比べるとイマイチ足らないという“ゆるさ”がまたイイ!という人気にもふれている。

今論争になっている『せんとくん』も取り上げられていた。
白うさぎ的には『せんとくん』のネーミングはいいとしても、「童子の頭に鹿の角が生えている」というデザインは違和感がある。かといって『まんとくん』のキャラクターには好感が持てるものの、ネーミングは二番煎じでイケてない。『なーむくん』に至っては、「平城京と聖徳太子とどう関係があるんだ!」とツッコミを入れたくなってしまう。
いっそのこと、『まんとくん』のデザインで名前だけ『せんとくん』にしたらどうかと思ってしまう。

さらに広告会社が仕掛けた『夕張夫妻』にもクローズアップ!
夕張メロンをかぶったキャラクター、「夫妻」と「負債」をかけたシュールなギャグ、「金はなくても愛はある」という自虐的なキャッチフレーズ。賛否両論あるらしいが、夕張市も財政破綻した以上なりふり構っていられない。しかし目の付けどころはイイ感じだ。町おこしの起爆剤になるといいが…。
白うさぎも『夕張夫妻』グッズ欲しいな…。

しかし、一つだけ物足らない事が…。

なぜ、『ゆるキャラ』のワードメーカーである『みうらじゅん』がスルーなのか?!

ちょっと納得いかないぞ。
『ゆるキャラ』以外にも、『マイブーム』、『とんまつり』、『いやげもの』、『カスハガ』等のワードメーカーで、日本のサブカルチャーを牽引しているみうらじゅんに全くふれられていない内容に、番組制作の“ゆるさ”を禁じ得なかった…。


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