「笑顔創造健康体操!『笑う体操』」の巻

白うさぎ

2009年01月31日 23:30


白うさぎの会社では、月に1度「サービス向上委員会」というものが開催されており、毎月「CS(customer satisfaction:顧客満足)」についてとか、最新の介護情報についてとかの勉強をしたり、検討をしたりということをやっている。

その中でも2ヶ月に1度、奇数月に各界の「プロ」を招いた講演会が開催されている。
これまでに、全国優勝した野洲高校サッカー部の監督である山本佳司氏や元KBS京都アナウンサーでフリーアナウンサーの岩崎裕美氏、京都は祇園の元芸妓「豊千代」こと桐木千寿氏、元日航スチュワーデスの江口智子氏、元ディズニーランドスタッフの香取貴信氏など、多士済済な顔ぶれだ。

本日の講演のテーマは
“職場のコミュニケーション創りに 利用者様とのコミュニケーション創りに 笑顔創造健康体操!『笑う体操』”
と題して、己抄呼~Misako~(みさこ)氏が講師として来られた。

本音を言えば、申し訳ないが研修のねらいが今一つ見えてこなかった。

「笑顔」プラス「体操」と聞くと、どうしてもあの海外のエアロビクスのビデオなんかで見る、はじけるような完璧な笑顔で「スマイル!スマイル!」とか言いながら手をたたいたりする「アレ」を想像してしまって…ちょっと「キモい…」と言うか…
いったいなぜ、このテーマなのだろう…?

いつもは業務の都合で白うさぎが一人で出席する事が多いのだが、今日は部下のU-chanと一緒に行く事になっていた。
しかしそれも当日の業務の関係で行けなくなり、結局いつもと同じ白うさぎ一人で参加する事になったのがブルーな気分に拍車をかけた。
渋々会場へ到着してみると、

「オイ!白うさぎ!お前はここや!」と事業部長の「天の声」

見ると講師席のまん前の最前列の席だ。
うへぇ~

「あの…夕方の送迎があるんで、途中で抜けなければならないんですが…」
と一応言ってみたものの、

「大丈夫や!それまでに終わるって!」と大変ありがたいお言葉。

普段ニュース番組以外殆どTVを見ない白うさぎ。
オープニングに講師の紹介映像が流されて、初めて講師の方が結構有名な人らしいという事がわかった。 

講師の己抄呼~Misako~氏のプロフィールはコチラ

さて実際の『笑う体操』だが、

講師の己抄呼~Misako~氏は、はじめに「“口角を上げて”とか、笑顔の練習じゃないですよ~」と話され、まず参加者の「体の柔らかさを見まーす」とみんなを立たせて前屈、そして座らせてからは、両手の指先をつけておむすびの形を作り、親指から順にクルクルさせてみた。

自慢じゃないが白うさぎはかなり体がカタイ…、指クルクルは中指、薬指がかなりアヤシイ…
隣の席を見ると、白うさぎよりも苦戦している…お、俺だけじゃないな…とちょっと安心

「この講演が終わるころには、皆さん上手にできるようになりますよ!」と己抄呼~Misako~氏。

ホンマやろか…。と半信半疑な白うさぎ。

まずは、両手をあげて深呼吸、手をたたいたりしながら肩甲骨をグルーっと動かし上半身の運動からスタート。

やれやれ、どうやらエアロビのビデオの真似をさせられるんじゃなさそうだ…とひと安心

プログラムは上半身の運動から、骨盤、お腹の運動ときて足踏みと、順番に体を動かしながら、全身をほぐしていく。
少しずつ体が芯からポカポカ…。

ん、なんかイイ感じじゃんこれ、職場でも使えるかも…。

はじめは単純な動作だったのだが、ちょっとひねりが加えられ、両隣の人と手をたたきあったりの動きが入ると、うっかり間違えたりする人が続出
会場のあちこちから照れ笑いや苦笑いが起こる。
さらにおもろい動作をしている人がいたら、すかさず己抄呼~Misako~氏が指摘して大爆笑
簡単な動作のハズなのに、失敗する、だからみんな真剣に取組む。でも失敗する。失敗するのは一人だけじゃない。年齢も関係ないし、肩書きも関係ない。
いつしか真剣に体操に取り組む人達と、合間に起こる大爆笑の渦。
そうか、これが『笑う体操』なのか…。

うまくできてもできなくても、「笑い」ながら体を動かす。
体を動かした後の爽快感。運動ってこんなに楽しかったんだ。
普段動かさない所を動かしほぐし、血液の流れをスムーズに、活発にさせる。
血液の循環がよくなれば、むくみや冷えも解消されて免疫力も上がる。
そう言えば「笑い」には、人間の体の中の「自己治癒力」を高める効果があるって話も聞いたことがある。
これって、『おたっしゃ倶楽部』での取り組みにも言えることだよなぁ。

講演の終りにもう一度前屈をしてみたら、指の関節二つ分は曲げられた。十分ウォームアップしたからこれは当然として、指クルクルもさっきよりはいい感じ。
でもそんなことよりも、運動しながら自然に沸き起こる「笑い」の効果を実感した研修に「収穫アリ」といったところである。


「あなたの笑顔があるから あなたを慕う人が笑顔でいられる」のフレーズが印象に残った。


さてさて夕方、デイへ戻って来た理学療法士のN氏が、
「あれ、効果ありましたか?」
と聞いてくるから

「ああ、まあ効果あったよ」
と答えると、

「僕、かえって動きが悪くなりました…」

「あ、そそそ、そう?やり方が合わんかったんかなぁ…」(苦笑)

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